ウィーン発 - ミッション達成！インテルはUEFAヨーロッパリーグのラウンド32・1stレグでラピード・ウィーンに0-1で勝利し、2月21日（木）にホームで行われる2ndレグにとってポジティブな結果と共にミラノに帰ることになった。パルマ戦同様、ネラッズーリに重要なゴールをもたらしたのは“エル・トロ”ことラウタロ・マルティネスだった。ラウタロは前半終盤に見事PKを決め、この得点が最終的に試合の勝敗を決定付けた。

　この試合のキックオフ前、エミリアーノ・サラ選手に1分間の黙祷が捧げられた。試合が始まると、インテルは2分と早い段階でチャンスを手にする。しかしポリターノのシュートはわずかに外れ、枠を捉えられなかった。14分、ベシーノがラピード陣地内のラウタロにパスを送るが、エル・トロは決定的な瞬間に足を滑らせてしまい、飛び出したGKシュトレビンガーを前にシュートに持ち込むことができない。その1分後、ペナルティーエリアの角からペリシッチがFKを蹴る。直接ゴールを狙った同選手だが、ボールはクロスバーを越えた。前半はネラッズーリが試合をコントロールするものの、ラピードの守備を崩せず、これといったチャンスを作ることができない。33分には、空中でデ・フライと競り合ったゾンライトナーが負傷してピッチに倒れ、一時試合が中断した。38分、ラピードのPA内でラウタロがトゥルンヴァルトに倒され、インテルがペナルティーキックを獲得する。これをラウタロ自身が落ち着いて決め、ネラッズーリに先制点をもたらす。スパレッティ率いるインテルは相手に対するプレッシャーを弱めることなく、ハーフタイム直前に追加点のチャンスを得る。セドリックのCKからラウタロが芸術的なシュートを放つも、これは相手GKにセーブされた。

　ハーフタイム後、インテルは前半と同じメンバーで後半に臨んだ。59分、PAでの混戦後、ポリターノが左足を一閃するが、ポッツマンにブロックされてしまう。その直後、ポリターノのクロスにベシーノが頭で合わせるが、ボールはクロスバーの上に飛んだ。試合開始から60分が経過する頃、ラピード・ウィーンが初めて危険なチャンスを演出する：62分にイヴァンが絶好の得点チャンスを得たものの右ポスト横に外す。そして65分にはクナスミュルナーにシュートを許すが、これはハンダノヴィッチが素晴らしい反応でセーブした。その後インテルは再び攻撃に転じる。74分、左サイドのペリシッチのマイナスのパスを受け、ナインゴランがこの日最初のシュートを放ったが、枠を捉えることができなかった。試合終盤、スパレッティはインテルのリードを守るために、まずポリターノに代えてカンドレーヴァを、更にナインゴランに代えてダンブロージオをピッチに送り込む。ネラッズーリは前半にラウタロのPKで得た1点のリードを守って試合終了を迎え、0-1でラピード・ウィーンに勝利した。

　インテルの次の試合は2月17日（日）に行われるリーグ戦で、サン・シーロにてサンプドリアを迎え撃つ。キックオフは現地時間18時（日本時間18日2時）だ。ラピード・ウィーンとの2ndレグは1週間後にミラノで行われる。チケットはこちらで購入可能だ。

#ForzaInter!

ラピード・ウィーン 0-1 インテル（前半0-1）
得点者：ラウタロ（39分/ PK）

ラピード・ウィーン：1 シュトレビンガー；19 ポッツマン、6 ゾンライトナー、20 ホフマン、5 ボリンゴリ；14 グラホヴァツ（64分28 クナスミュルナー）、39 リュビチッチ； 23 トゥルンヴァルト（53分7 ショーベスベルガー）、8 シュヴァーブ、97 イヴァン；9 ベリシャ（82分10 ムルク）
ベンチ：21 クノーフラッハ、3 ミュルデル、15 マルティッチ、24 アウアー
監督：ディートマー・キューバウアー

インテル：1 ハンダノヴィッチ；21 セドリック、6 デ・フライ、23 ミランダ、18 アサモア；20 ボルハ・バレロ、8 ベシーノ；16 ポリターノ（78分87 カンドレーヴァ）、14 ナインゴラン（83分33 ダンブロージオ）、44 ペリシッチ；10 ラウタロ
ベンチ：27 パデッリ、13 ラノッキア、60 スキロ、64 ノーラン、65 ロリッチ
監督：ルチアーノ・スパレッティ

イエローカード：ゾンライトナー、ホフマン、ベリシャ、ラウタロ、セドリック、ポッツマン、ダンブロージオ、カンドレーヴァ
アディショナルタイム：3+4分

主審：トビアス・シュティーラー
副審：マイク・ピッケル、クリスティアン・ギッテルマン
追加副審：トビアス・ヴェルツ、クリスティアン・ディンガート
第4審判：マルク・ボルシュ

先発メンバー

ベンチ