試合結果

2012年1月15日 20:45

AC Milan
Inter
9' (2nd half) Milito
主審 Daniele Orsato / 副審 Copelli, Romagnoli / 第4審判 Mazzoleni
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レポート
レポート
ハビエル・サネッティ
9.25
9.25
エステバン・カンビアッソ
7.88
7.88
ジュリオ・エスピンドラ
8.51
8.51
ワルテル・サムエル
8.56
8.56
マイコン・シセナンド
7.86
7.86
クリスティアン・キヴ
7.41
7.41
ディエゴ・ミリート
9.06
9.06
チアーゴ・モッタ
7.74
7.74
ルシオ・フェレイラ
8.41
8.41
ヴェスレイ・スナイデル
7.09
7.09
ジャンパオロ・パッツィーニ
7.14
7.14
長友・佑都
7.92
7.92
リカルド・アルバレス
6.76
6.76
ディエゴ・フォルラン
7.05
7.05
チーム<br>平均点 7.9
5 枠内シュート 4
7 枠外シュート 6
16 ファウル 8
11 CK 2
2 オフサイド 1
67% ポゼッション 33%
DA IMPLEMENTARE
勝(39) 分(28) 敗(34)

[ミラノ] ミランがホームで最後に敗戦を喫したのは2010年12月18日のこと。奇しくも、その時の相手はクラウディオ・ラニエリ率いるローマだった。そして、今日、ラニエリはディエゴ・ミリートのゴールでまたしてもミランを打ち破った。セリエ第18節のミラノダービーをモノにしたインテルは、勝ち点を32に伸ばし、スクデット戦線に居残ることに成功した。

前半はともに2回の大きなチャンスがあった。インテルにとってはチアーゴ・モッタのゴールが、サムエルとミリートがオフサイドだったということで取り消された場面と、アルバレスのシュートがアッビアーティの見事なセーブで止められたこと。一方ミランは、ファン・ボメルのシュートがクロスバーを叩いたこと、そして、そこからこぼれたボールに呼応したエマニュエルソンのシュートがジュリオ・セザルのパンチングで防がれたこと。後半9分、サネッティの右からのクロスにアバーテと入れ替わるような形でフリーになったディエゴ・ミリートが左足で狙い済ましたかのようにファーサイドのポスト際に決め、これが決勝点となった。

前半:"ジュゼッペ・メアッツァ"スタジアムでのミランホームでのダービー。ラニエリ監督は前節大勝したパルマ戦と同じメンバーでチームを構成した。センターバックコンビをルシオとサムエルで構成、マイコンを右サイド、長友を左サイドに据えた。中盤はサネッティ、モッタ、カンビアッソ、アルバレス、前線はミリート、パッツィーニの2トップを据えた。ちなみに、ミリートにとってはイタリアでの公式戦200試合目となる。一方、アッレグリ監督はイブラヒモヴィッチのパートナーとしてパトを選択、トップ下にエマニュエルソンを起用した。
試合開始前、ジリオ島沖での豪華客船座礁の犠牲者と、ミラノ市内で暴走車に引かれて亡くなった警官、ニコロー・サヴァリーノに1分間の黙祷が捧げられた。
ゲーム最初のチャンスはインテル。ザンブロッタのボールを奪ったルシオが前進、マイコンがパスを受け、クロスを出したが、ミランDFにインターセプトされた。5分にはパッツィーニがファン・ボメルに倒されFKを取った。マイコンが蹴ったFKにチアーゴ・モッタがヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らしたが、その前にオフサイドがあったということでゴールは取り消し。ただ、オフサイドと見なされたサムエルとミリートはプレーに直接関与しておらず、オフサイドにはならなかったはず。不可解なジャッジと言わざるを得ない。一方ミランは9分に最初のシュート。エリア周辺からイブラが左足で打つが、ジュリオ・セザルがこれを難なくキャッチ。さらに11分にはボアテング、エマニュエルソンと繋いだボールをパトがボレーで打つがシュートは上に外れる。さらにミランの攻撃は続く。パトがゴール前に攻め入ったが、カンビアッソがコーナーに逃げる。そしてCKのボールをボアテングがシュートしたが、クロスバーの上に外れた。一方、インテルは、マイコンとミリートのワンツーで攻め入るが、ネスタがこれを防ぐ。ミランは24分にイブラのグラウンダーのクロスにパトが飛び込むが、サムエルがこれを前で防ぐ。32分、今度はイブラがテコンドウで身に付けたアクロバチックなプレーを見せる。ボアテングのクロスをアウトサイドのヒールでゴールを狙うがボールはバーの上に外れた。39分にはインテルが決定的なチャンスを作る。左サイドをオーバーラップした長友がアバーテを抜き切らないタイミングで絶妙なクロスを左足でフィード。ゴール前でフリーになっていたアルバレスが左足でシュートを打つが、アッビアーティがこれを辛うじて足で防いだ。インテルにとっては非常に惜しい場面だった。前半終了間際にはミランに連続して2度のチャンスがあった。パトの折り返しのボールをファン・ボメルがシュート。これがバーを直撃した。さらに、こぼれたボールをエマニュエルソンが打つが、ジュリオ・セザルがこれを辛うじてパンチングで防ぎ、インテルは事なきを得た。結局、前半は0-0で終了。

後半:ハーフタイムでの交代はなし。後半9分、インテルが待望の先制点を奪う。この日の主役もやはりミリートだった。サネッティが右サイドから逆サイドのミリートにパスをフィード。不用意な対応をしたアバーテと入れ替わるような形でフリーになったミリートがそのまま前進、GKと1対1になり、左足でシュート。ボールはファーサイドのポストをかすめるかのようにゴールネットを揺らした。1点をリードしたインテルはなおも攻めを続けた。16分、中に切り込んだ長友がミドルシュート。ボールはネスタの体に当たりコースを変えたがわずかに枠を外れた。ジュリオ・セザルは今日もインテルのピンチを何度となく救った。エリア内左からのイブラのクロスをパトがプッシュするが、これを見事な反応で防いだ。27分、それまで守備に追われていたインテルがチャンスを迎える。右サイドからのミリートのパスに反応した長友がエリア内の至近距離からシュートを打つがボールはアッビアーティの正面を突き、キャッチされた。31分には2ヵ月半ぶりにスナイデルがミリートに代わって出場。ピッチを下がるミリートをインテリスタはスタンディングオベーションで称えた。1点を追うミランは積極的に攻撃を仕掛けた。そして、ジュリオ・セザルの神がかりのセーブがインテルを救うことになる。またしてもイブラが左サイドから絶妙なパス。これをノチェリーノが半転してシュート、こぼれたボールをパトがゴール至近距離からシュートを打つが、ボールにミートせず。セザルはこれを辛うじてキャッチ、インテルは事なきを得た。さらに、ジュリオ・セザルのショーは続く。38分には、セードルフの強烈なミドルシュートをダイビングしてパンチングで防いだ。そして、39分には、イブラのロビーニョへのパスを体で防いだ(イブラにバスが出た時点でオフサイドになっていたが)。ジュリオ・セザルの最高のパフォーマンスとDF陣の強固な守りでインテルは1点のリードを守りきり、今シーズンのセリエA最初のミラノダービーで勝利を収めた。


ミラン対インテル 0ー1
得点者:
後半9分 ミリート

ミラン:32 アッビアーティ;20 アバーテ、13 ネスタ、33 チアーゴ・シウヴァ、19 ザンブロッタ(後半21分、70 ロビーニョ);27 ボアテング、4 ファン・ボメル、22 ノチェリーノ(後半35分、10 セードルフ);28 エマニュエルソン;7 パト(後半38分、92 エル・シャーラウィ)、11 イブラヒモヴィッチ
控え選手:1 アメーリア、5 メクセス、23 アンブロジーニ、25 ボネーラ
監督:マッシミリアーノ・アッレグリ

インテル:1 ジュリオ・セザル;13 マイコン、6 ルシオ、25 サムエル、55 長友;4 サネッティ、8 チアーゴ・モッタ、19 カンビアッソ、11 アルバレス(後半22分、26 キヴ);22 ミリート(後半31分、10 スナイデル)、7 パッツィーニ(後半45分、9 フォルラン)
控え選手:12 カステッラッツィ、20 オビ、23 ラノッキア、37 ファラオーニ
監督:クラウディオ・ラニエリ

主審:ダニエレ・オルサート(スキーオ)
警告:後半19分 ボアテング、23分 ネスタ、44分 チアーゴ・モッタ、47分 エル・シャーラウィ
ロスタイム:前半2分、後半3分

広報部

先発メンバー

Abbiati 1 Julio Cesar
Abate 13 Maicon
Nesta 6 Lucio
Thiago Silva 25 Samuel
Zambrotta 55 Nagatomo
Boateng 4 Zanetti
Van Bommel 8 Motta
Nocerino 19 Cambiasso
Emanuelson 11 Alvarez
Pato 22 Milito
Ibrahimovic 7 Pazzini

ベンチ

Amelia 12 Castellazzi
Mexes 23 Ranocchia
Seedorf 26 Chivu
Ambrosini 37 Faraoni
Bonera 10 Sneijder
Robinho 20 Obi
El Shaarawy 9 Forlan