試合結果

2011年11月2日 20:45

Inter
20' (2nd half) Milito
18' Samuel
Lille
38' (2nd half) De Melo
主審 Wolfgang Stark / 副審 J.H. Salver, M. Pickel / 第4審判 J. Dress / 追加審判 C. Dingert, R. Hartmann
レポート
レポート
ハビエル・サネッティ
8.57
8.57
デヤン・スタンコヴィッチ
5.55
5.55
エステバン・カンビアッソ
6.52
6.52
ワルテル・サムエル
7.6
7.6
クリスティアン・キヴ
5.84
5.84
ディエゴ・ミリート
6.25
6.25
チアーゴ・モッタ
5.69
5.69
ジョエル・チュクウマ・オビ
6.28
6.28
ルシオ・フェレイラ
5.67
5.67
ヴェスレイ・スナイデル
6.1
6.1
ルーカ ・カステッラッツィ
6.9
6.9
ジャンパオロ・パッツィーニ
6.4
6.4
リカルド・アルバレス
7.05
7.05
マウロ・サラテ
6.86
6.86
チーム<br>平均点 6.52
7 枠内シュート 5
5 枠外シュート 9
11 ファウル 22
2 CK 14
3 オフサイド 3
49% ポゼッション 51%
DA IMPLEMENTARE
勝(1) 分(0) 敗(0)

[ミラノ] “ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアムで行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節、インテル対リール戦は2ー1の結果で終わった。前半にサムエル、後半にミリートが決め、インテルは勝ち点9でグループB首位をキープ。

第3節、リールでのアウェーゲームで0-1で勝っていたインテルは、第4節の今日、“メアッツァ”で2-1の勝利を収めた。ケガが癒えてピッチに復帰したサムエルが、前半18分、チャンピオンズリーグでは2年ぶりとなるゴールを、高い打点からのヘディングシュートで決めてインテルが1-0とリード。後半早々、ミリートはゴール前での決定的チャンスを外して、観客をがっかりさせたが、“メアッツァ”のファンは惜しみない声援を送り続けた。サン・シーロの応援に押されるかのように、ミリートが後半20分に追加点を決める。右サイドをドリブルで突破したサネッティが完璧なパスを中央にフィード。それをミリートが右足のサイドでゴールに流し込んだもの。後半38分、エリア周辺でルシオとスタンコヴィッチがボールを譲り合う形となり、こぼれたボールをデ・メロに決められ1点差に詰め寄られたが、そのままリードを守りきって貴重な勝利をモノにした。

前半:チャンピオンズリーグ第4節、“メアッツァ”でのリール戦。クラウディオ・ラニエリは、DFラインのセンターをルシオとサムエル、右サイドには負傷欠場のマイコンに代わってサネッティを据え、左サイドにはやはり負傷欠場の長友の代わりにキヴを据えた。中盤はスタンコヴィッチ、モッタ、カンビアッソ、トップ下にスナイデル、2トップはミリート、サラテという布陣でゲームに臨んだ。一方、バシャ、バルモンを故障で欠くリールは、トリデンテをコール、ソー、アザールで形成した。試合開始直後にインテルに大きなチャンスが訪れた。1分40秒、キヴの縦パスに抜け出たミリートが相手GKランドローと1対1になり、右足のアウトフロントでGKの背後を突いたが、ボールは惜しくもクロスバーを叩いた。5分、エリア内でサラテがロゼフナールに倒されたかのように見えたが、ロゼフナールのタックルはボールに行っていたと判断したシュタルク主審はプレーオンを指示した。8分に、サラテはエリア外から右足のシュートを試みるが、GKにキャッチされた。リールはボールを繋いで攻撃を展開。ペドレッティがシュートを打つが、枠を外れた。13分にはエリア周辺でサムエルがイェレンを倒し、FKを与える。アザールのFKは壁に入ったカンビアッソの頭に当たり、コーナーキックに。この時間帯はリールペースでゲームが進んだ。ソウが何度となく、右サイドからチャンスを作る。17分には、絶妙なクロスをファーサイドにフィードするが、サネッティが防ぐ。インテルも攻撃に転じる。18分にはサラテの強烈な右足シュートがあったが、相手GKのランドローが辛うじてパンチングでコーナーに逃げる。そして、そこで得たコーナーキックからボールが生まれることになる。スナイデルのコーナーキックにサムエルが高い打点で合わせて鮮やかなゴール。インテルが先制点を奪った。先制ゴールを許したリールはすぐに反撃に転じる。アザールが25メートルのロングシュートを試みるが、カステッラッツィが辛うじてパンチングで防ぐ。40分にはサラテに2回にわたってチャンス。カンビアッソのパスを打ったが、ランドローにキャッチされた。その直後、背後のパスに抜け出たが、今度は、GKの飛び出しに防がれた。前半終了間際、インテルのピンチ。イェレンがゴール前でフリー、シュートを打ったが、カステッラッツィがセーブ、辛うじて失点を防いだ。2分間のロスタイムの後、前半が終了。インテルは1-0のリードで前半を折り返した。

後半:リールはイェレンに代えてデ・メロを投入。インテルはハーフタイムでの交代はなし。3分、スナイデルのFKをスタンコヴィッチが頭で落とし、ミリートがゴール手前5メートルの至近距離からシュートを打ったが、クロスバーの上に行くという信じられないキックミスでチャンスを逃した。観客の誰もが「信じられない!」という表情を浮かべた。この日はまさにハビエル・サネッティの日とも言うべきもの。ピッチのいたるところで確実な守備を披露、インテルの“壁”として完璧に機能した。そして、サネッティは攻撃面でも貴重な大仕事をやってのけることになる。20分、右サイドをドリブルで突破したサネッティは中央にクロスをフィード。ミリートは、そのボールを、体を半転させながら、右足のサイドでゴールに押し込んだ。それまで何度となく決定的チャンスを逃していたミリートにやっと訪れた得点。観客も盛大な拍手でミリートを称えた。ミリートは絶妙なクロスを出してくれたサネッティと熱い抱擁をかわした後、ファンに手を振って喜びを表した。27分にはインテルのピンチ、エリア周辺からのアザールのFKは枠を捉えていたが、カステッラッツィがタイミングの良いパンチングでコーナーに逃げた。その直後、今度はインテルに大きなチャンス。スナイデルに代わって途中出場していたアルバレスが、サラテのパスを受けた後、右サイドをドリブル突破、右足のシュートを放つが、ボールはクロスバーの上に外れた。34分、ラニエリはサラテに代えてパッツィーニをピッチに送り込む。その直後、リールの追撃ゴールが決まる。エリア周辺正面でルシオとスタンコヴィッチがボールを譲り合う形になり、こぼれたボールをデ・メロがGKと1対1の状況で確実に決めたもの。45分、ラニエリは最後のカードを切る。ミリートを下げてオビをピッチに送り込んだ。“メアッツァ”の観客はスタンディングオベーションでミリートを見送った。この日、トラブゾンスポル対CSKAモスクワ戦が0-0の引き分けに終わったので、インテルは4試合終了時点で勝ち点9ポイントでグループ首位に立っている。次の試合は、11月22日、敵地でのトラブゾンスポル戦が予定されている。


インテル対リール 2ー1
得点者:
前半18分 サムエル、後半20分ミリート、38分 デ・メロ

インテル:12 カステッラッツィ;4 サネッティ、6 ルシオ、25 サムエル、26 キヴ;5 スタンコヴィッチ、8 チアーゴ・モッタ、19 カンビアッソ;10 スナイデル(後半22分、11 アルバレス);28 サラテ(後半34分、7 パッツィーニ)、22 ミリート(後半45分、20 オビ)
控え選手:21 オルランドーニ、23 ラノッキア、42 ジョナタン、48 クリセティグ
監督:クラウディオ・ラニエリ

リール:1 ランドロー;2 ドゥビュシー、22 シェジュー、14 ロゼフナル、18 ベリア;27 イェレン(後半1分、9 デ・メロ)、24 マヴバ、17 ペドレッティ;26 コール(後半26分、7 パイエ)、8 ソウ(後半15分、11 オブラニアク)、10 アザール
控え選手:16 エニェアマ、5 ゲイエ、6 スアレ、21 ボナール
監督:ルディ・ガルシア

主審:ヴォルフガンク・シュタルク(ドイツ)
警告:後半41分 ベリア、44分 サムエル、46分 ロゼフナル
ロスタイム:前半1分、後半3分

広報部

先発メンバー

Castellazzi 12 Landreau
Zanetti 4 Debuchy
Lucio 6 Chedjou
Samuel 25 Rozehnal
Chivu 26 Beria
Stankovic 5 Jelen
Motta 8 Mavuba
Cambiasso 19 Pedretti
Sneijder 10 Cole
Zarate 28 Sow
Milito 22 Hazard

ベンチ

Orlandoni 21 Enyeama
Ranocchia 23 Gueye
Jonathan 42 Souare
Obi 20 Payet
Crisetig 48 De Melo
Alvarez 11 Obraniak
Pazzini 7 Bonnart