試合結果

2011年4月13日 20:45

Schalke 04
36' (2nd half) Howedes
45' Raul
Inter
4' (2nd half) Motta
主審 Damir Skomina / 副審 P. Arhar , M. Stancin / 第4審判 S. Vincic / 追加審判 M. Jug, R. Ponis
レポート
レポート
ハビエル・サネッティ
5.55
5.55
デヤン・スタンコヴィッチ
5.29
5.29
ジュリオ・エスピンドラ
5.31
5.31
マイコン・シセナンド
4.27
4.27
ディエゴ・ミリート
4.08
4.08
チアーゴ・モッタ
4.66
4.66
ルシオ・フェレイラ
5.52
5.52
サミュエル・エトオ
4.32
4.32
ヴェスレイ・スナイデル
4.33
4.33
ゴラン・パンデフ
3.79
3.79
フィリッペ・コウチーニョ
4.46
4.46
アンドレア・ラノッキア
6.1
6.1
長友・佑都
6.05
6.05
チーム<br>平均点 4.9
4 枠内シュート 5
2 枠外シュート 10
26 ファウル 13
7 CK 12
2 オフサイド 3
23:48 ポゼッション 34:43
DA IMPLEMENTARE
勝(0) 分(0) 敗(1)

[ゲルゼンキルヒェン]2010-11UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ、“フェルティンス・アレーナ”でのシャルケ04対インテル戦は2-1でシャルケ04の勝利に終わった。インテルの逆転劇は実現しなかった。レオナルド率いるインテルは前半の45分間ゲームを支配した。だが、前半終了直前、45分でのラウールのゴールがインテルに大きな落胆をもたらした。それでも後半4分、ルシオがコーナーキックで競り勝ってヘッドで落としたボールをチアーゴ・モッタが左足でゴールに流し込み同点、かすかな希望をチームにもたらしたが、81分にシャルケがゲームを決定付ける追加点。ヘヴェデスが強烈なシュートでジュリオ・セザルを打ち破り、インテルの息の根を止めた。かくして、インテルのヨーロッパ連覇の夢は絶たれた。ただ、ゲルゼンキルヒェンに足を運んだインテリスタは、選手の必死のプレーと汗、敗戦に呆然とした表情に、激励の鳴り止まぬ拍手を贈った。


前半:インテルはこの試合、準決勝進出のためには相手にゴールを献上しないで4得点を挙げなければならない。点を取る役割は、スナイデル、ミリート、エトオに託され、彼は序盤から積極的に相手陣内に攻め込んだ。レオナルドは左サイドバックに長友、カンビアッソを外しサネッティとチアーゴ・モッタを中盤の底に据えた。ディフェンスラインの中央にはファーストレグでプレー出来なかったルシオが戻ってきた。3分に最初のコーナーキックはシャルケ。フラードが得たコーナーキックをラウールが蹴ったが得点にはならなかった。最初の枠内シュートはインテル。5分、スナイデルがエリア外からシュートを放つが、ノイアーが正面でキャッチ。7分、内田が右サイドからの突破を試みるが、長友が封じ込む。その長友がエトオとのパスの交換で左サイドを突破、コーナーキックを得る。インテルの最初のコーナーキック、ラノッキアのヘディングシュートはクロスバーの上に外れた。17分ごろ、ラウールのプレーがインテルDF陣を揺さぶり始める。インテルにとって最初の大きなピンチ。フラードが左サイドからクロス ラウールがフリーでヘディング、ジュリオ・セザルがダイビングしてこれを辛うじてキャッチした。その直後、フラードからラウールにパス、そして、ラウールがシュートを試みたが長友がブロック。20分、エドゥのフリーキックをチアーゴ・モッタがコーナーに逃げる。23分から連続してインテルがコーナーキックのチャンスを得たが、いずれも得点に結びつかず。最後はエトオがノイアーにファウル。28分、長友が左サイドを突破、クロスを出すがブロックされる。32分、マイコンからの縦パスを抜け出したミリートがコントロール、シュートを打ったが、ヘヴェデスが完璧にブロック。ファーストレグでのゴールがチャンピオンズリーグ準々決勝のベストゴールに選ばれたスタンコヴィッチの快挙の再現が期待されたセカンドレグ。今晩のスタンコヴィッチも何度となくチャンスを作りだしたが、得点には結びつかなかった。スタンコヴィッチは、38分には、エリア外から右足の強烈なシュート、これもノイアーのパンチングで弾き出された。さらに39分、スタンコヴィッチからのスルーパスにマイコンが反応、相手GKと1対1になったが、ボールコントロールが出来ず、枠を外した。インテルの攻撃は続いたが、先制ゴールを奪ったのはシャルケだった。バウムヨハンのパスに抜け出たラウールがジュリオ・セザルをドリブルでかわし、無人のゴールにゲットした。シャルケが1-0でハーフタイムに入った。インジュリータイムは1分。

後半:得点差を考えると後半の戦いはインテルにとってはさらに厳しいものとなった。レオナルドはスタンコヴィッチに代えてピッチにパンデフを送り込み、4-2-3-1の布陣で臨んだ。同点ゴールを叩き込んだのはチアーゴ・モッタだった。49分、スナイデルのコーナーキックにルシオがヘディングで競り勝ち、落としたボールをチアーゴ・モッタが左足でゴールに流し込んだ。その後、数分間、ジュリオ・セザルはシャルケの猛攻を受ける形となる。54分、バウムヨハンのクロスをジュリオ・セザルが辛うじてキャッチ、危機を防ぐ。その直後、バウムヨハンのクロスをエドゥがフリックオン、そのボールをヘヴェデスが決めたが、オフサイドと判定された。インテルもゲームを諦めない。62分、スナイデルのクロスをエトオがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えていった。68分、エトオが突破してフィードしたパスをミリートは体を半転させてボレーシュートを打ったが、ボールは枠を外れた。30分にはスナイデルのフリーキックがわずかに枠を外れる。そして、81分、ラウールがチップキックでインテルDFラインの裏にパスを出し、抜け出たヘヴェデスが強烈な右足のシュートを決め、シャルケにリードをもたらした。そして1分間のロスタイムの後、スコミナ主審は試合終了の笛を吹いた。大逆転で勝利を手にすることは結局、不可能に終わった。ただ、インテルが長年待ち望んだタイトルを昨シーズン手にした快挙を忘れることも不可能だろう。

シャルケ04対インテル 2-1


得点者:45分 ラウール、49分 チアーゴ・モッタ、81分 ヘヴェデス

シャルケ04:1 ノイアー、22 内田、21 メッツェルダー、4 ヘヴェデス、2 サルペイ、11 バウムヨハン(73分、31 ドラクスラー)、32 マティップ、14 パパドプロス、18 フラード(後半87分、13 シュミッツ)、7 ラウール、9 エドゥ(77分、15 シャリステアス)
控え選手:33 ショーバー、3 エスクデーロ、5 プレスタン、8 ハオ、16 カリム
監督:ラルフ・ラグニック

インテル:1 ジュリオ・セザル、13 マイコン、6 ルシオ、15 ラノッキア、55 長友、4 サネッティ、8 チアーゴ・モッタ、5 スタンコヴィッチ(46分、27 パンデフ)10 スナイデル(80分、29 コウチーニョ)、9 エトオ、22 ミリート
控え選手:12 カステッラツィ、2 コルドバ、14 カルジャ、19 カンビアッソ、23 マテラッツィ
監督:レオナルド

主審:ダミール・スコミナ(スロヴェニア)

警告:30分 ルシオ、43分 ラウール、58分 チアーゴ・モッタ、66分 パパドプロス、87分 シュミッツ、90分 ラノッキア
インジュリータイム:前後半1分づつ

先発メンバー

Neuer 1 Julio Cesar
Uchida 13 Maicon
Metzelder 6 Lucio
Howedes 15 Ranocchia
Sarpei 55 Nagatomo
Baumjohann 4 Zanetti
Matip 8 Motta
Papadopoulos 5 Stankovic
Jurado 10 Sneijder
Raul 22 Milito
Edu 9 Eto'o

ベンチ

Schober 12 Castellazzi
Plestan 2 Cordoba
Hao 14 Kharja
Schmitz 19 Cambiasso
Charisteas 23 Materazzi
Karimi 27 Pandev
Draxler 29 Coutinho